斬九郎

 







 9月に入って、涼しくなったと思ったら、真夏日が続いています。でも、朝夕は、秋の足音が聞こえます。9月1日は、二百十日といって、立春から数えて210日目。季節の変わり目の1つの目安だそうです。9月8日は、白露といって、大気が冷えて来て、露ができはじめるころだそうです。9月11日は、二百二十日といって、天候が悪くなる農家の三大厄日とされてきたようで、台風の来る頃なのでしょう。季節が夏から秋へ大きく転回する時期のようです。日に日に、朝な夕なに季節の移り変わりが感じられます。
 そして、一番大切な日は、9月9日がもうすぐです。重陽節句です。本来は、旧暦なので10月19日あたりの晩秋に行われたのでしょうが、新暦だと初秋になります。1月7日に七草粥を食べ、3月3日が雛祭り(桃)。5月5日が端午の節句(菖蒲)。7月7日は七夕です(笹)。皆それぞれ知名度が高いのですが、9月9日は忘れられがちです。どうも分が悪い重陽節句(菊)を盛り上げようと、歴史と伝統にのっとり、邪気を払い長寿を願って、菊の花を飾ったり、酒を酌み交わして、この日を祝いましょう。
 当家では?、今年から、食用菊を純米酒に浮かべ、ほんのりと菊の香りを楽しみながら盃を交わそうと思います。この為に、長野県伊那市の酒を用意しました。(長い前振りやなあ・・・・)報告は後ほど・・・