亀の尾の発祥の地、余目の鯉川酒造の酒です。この「亀の尾」は、明治26年に余目町の「阿部亀治」が育成した品種で、ハイレベルの酒造好適米だったらしい・・? 時代は『坂の上の雲』。その後、殆ど栽培されることもなくなり、1980年代以降に復活への道を歩みます。詳細は名著?『夏子の酒』をどうぞ・・・・
 最初に手掛けたのは久須美酒造ですが、私が呑んだ数少ない亀の尾の酒の中では、鯉川酒造の亀治好日がベストです。バランスが良くて、香りは控え目で、キレがあって旨みがある。好みの酒です。燗して更に旨くなる蔵元交流会ならではの酒。山田錦・強力もいいですが、この仕上がりなら亀の尾もいいなあ・・