お酒に限っては、もらい物の高級酒よりも、自分が選択した安い酒の方が、美味しいことが多いのですが、今回、聞いたことのない（ただの無知ですが・・）お酒を頂きました。北海道夕張の小林酒造の北の錦、大吟醸（3年古酒）という、非常に高価な酒です。純米一筋の私には、大吟醸は、純米でない場合、非常に苦手とする分野で、殆どの酒が、香りが鼻について、食中酒には向きません。今回も、桐の箱に入り、なんだか高そうな陶器の瓶を見るだけで、恐れ慄いたのですが、意外や意外。すーと喉を通り過ぎます。香りも控えめで、大吟なので、雑味少な目ですが、結構旨い。んん？
ちょっと気になって検索してみると、
創業100年以上、炭ろ過廃止、道産米へのこだわり、北の錦の吟醸酒には「摩周の霧水」、純米酒には「羊蹄山の吹き出し水」、「オロフレの水」・・・などと素敵な文言が並んでいます。一番気に入ったのは、雑味を大切にする姿勢です。小林酒造、要注目蔵です。ここの純米吟醸を燗してみたいですね。S先生ありがとうございました。
