GW用に買った酒の残りです。これも奈良の酒です。
大阪と奈良を境する金剛葛城山系を右に見ながら南へと走る国道24号線は、時々走る機会があるのですが、結構素敵な景観で、空いていると、気持ち良くドライブできる田舎道です。葛城古道は、御所から24号の少し西側を通って南へ13kmほど続く散策路です。この道の南の終点に風の森神社志那都比古神社)があります。このあたりは、金剛葛城山系から吹き下ろす強風が通り過ぎる場所。その風の平穏を祈って祭られたものといわれています。そして、この『風の森』の名をとった酒が御所市の由長酒造で作られています。造りには、こだわりがあり、全て純米酒・無濾過・無加水・生酒だそうです。搾り方も、斗瓶採り(袋吊りにて搾り、斗瓶貯蔵)、しずく取り(袋搾りにて自然に垂れ落ちるお酒)、しぼり華(搾り機に圧を加えずに流れ落ちるお酒)、笊籬採り(もろみの風味そのままに搾る、蔵元独自の技法)とあり、笊籬採りが独特の技法で、この蔵の特徴のひとつでもあるそうですが・・・。
 今回頂いたのは、しぼり華、つまりあらばしりです。スペックは、兵庫県山田錦を60%精米し、地下100mの深井戸から汲み上げる葛城山の伏流水を使い、7号酵母で醸したのです。旨みがあるけど、キレがある、好みの酒です。旨いなあ・・・・