ベイエリアの風情

 かつて港区の高校に3年通いました。桜ノ宮から環状線の内回りで弁天町へ。そこから徒歩5分ほどの場所に、現在は正門になっている裏門(当時)がありました。私の3年間の弁天町での行動範囲は、学校と環状線弁天町駅と『なぎさ』という喫茶店ぐらいだったでしょうか。この港区市岡元町界隈を殆ど知りません。港区といっても、市岡あたりは、まだ普通の大阪の雰囲気なのですが、みなと通を大阪湾に近づくと、雰囲気が一変します。異国情緒というか、昔の港町の匂いというか、何か特別なものを感じるエリアです。ただ、この感覚は、大正区へ行くと一段顕著になります(住人の25%が沖縄の人だから?)。大正通を三軒家から泉尾を過ぎ南へ行くほど、独特の雰囲気が漂います。この大正通の終着が鶴町なのですが。

 先日、IKEA鶴町へ行ってきました。阪神高速天保山で下り、みなと通を西へ、天保山運河にかかる橋を渡り、大阪船員保険病院の角を左折し、海岸通を南東へ。このあたりは完全な埋立地で、倉庫か工場ばかりです。橋を2つわたり、100円払って、3つ目の『なみはや大橋』を渡ると鶴町に着きます。IKEAのある場所は、埋立地以外の何物でもないのですが、その近くにずいぶん古い町があります。何だか、タイムスリップしたような感覚になります。ここは、あの妹尾和夫氏の故郷だとか・・・
 IKEAは、初めてでしたが、広いです。デパートを15分歩いただけでしんどくなる私には恐ろしい場所です。買い物方法が特殊で、小物は黄色いバックに入れます。机・イス・ソファー・本棚など大きいものは、黄色や赤色のタグが付いていて、欲しいものが決まったら、製品番号・名前と倉庫内の保管場所を記載しておきます。最後に倉庫に行き、赤色タグの品物は自分で出し、黄色タグはスタッフに依頼して出してもらいます。 それにしても、ここは安いです。大塚家具の何分の1か?10年前は、大塚家具でしたが、最近はお金がないので、IKEAへ・・
注:北欧の基準は、純日本人体系には合わないこともあります。