恥ずかしながら、初めてロービジョン学会に出席してきました。安藤先生の特別講演風に言うなら、私的には古代から萌芽期に入ったレベルでしょうか・・・・。小さなクリニックの院長としては、勤務医の時ほど自由に学会へ行くことが出来ず、最近は、緑内障・フォーサム・日眼ぐらいで、ロービジョンは、ちょっと異質な雰囲気でした。まず、参加者が眼科医だけでなく・・と言うか、むしろ眼科医は少数派(?)で、視能訓練士・眼科看護師・教育関係者・ロービジョン関連施設職員・視覚障害者・・・・など、本当に多彩。総合受付横には、可愛い盲導犬がいるし、健常者に誘導される視覚障害者がおられるし、男性より女性が多い。演題の内容は、聞き慣れない言葉が並んでいて、眼科医以外の発表は、少し異なった視点からなので、発表内容を理解しにくく、慣れるまで少し時間がかかってしまいました。土曜日の診察終了後、新幹線に飛び乗って駆け付けたので、慣れた頃は終了間際。次回も行こうかな・・・まだ、萌芽期だし。
会場に着いたら、招待講演の途中だった。少し早足で歩いて汗をかいていたし、メインホールをのぞくと満員のようだったので、隣の明るい部屋で中継を見ることにしました。講演は半ばすぎ?内容が把握できないまま、ぼーっと聞いていました。偉い先生なのだろうが、眼科医じゃなさそうだ。抄録を見てみる。演題:『外斜位ー私の場合』・・・?何言ってんのだろう?1946年淡路島生まれ。10歳ほど年上か・・・府立医大卒業。ロンドン大学で研修。その後経歴が24年程あいて、九州大学大学院人間環境学研究院教授になってる。誰この人?2010年には九州大名誉教授になってる。偉い人なんだ・・・。ただ略歴の最後の方に、1971年日本レコード大賞作詞賞「戦争を知らない子供たち」・・・・・??????? やっと気づいた(最近本当に気づくのがワンテンポ以上遅くなった(-_-;))。 昔好きだったけど、その後あんまり好きになれなかったあいつ、いやあの方だ。古い記憶を掘り起こせば、昭和39年頃、『帰ってきたよっぱらい』がヒットして、何度も口ずさんだ。『あの素晴らしい愛をもう一度』は、大好きな曲だし、『戦争を知らない子供たち』は、覚えたてのフォークギターで何度も歌った。昭和48年頃からKBS京都の放送圏内に引っ越した影響で、諸口あきらを知り、気が付けば、昭和50年から数年間、夏になると円山公園の野外音楽堂で宵々山コンサートを聴いた。でも、あの素敵なコンサートの雰囲気をぶち壊したのが、ヒューマンズーというユニットで、妙な恰好をした北山修だった。あいつだ・・・、いやあの方だ。あれから40年近く経って、彼が九大の名誉教授で招待講演の演者で現れるとは・・・・・。呆然として、内容が分からずじまい・・・・・

※講演に関する真面目な報告はメインのブログで後日報告します。
※ロービジョン学会へ行ったのは、決してこの写真が目的ではありません^^;