可愛い後輩達からの贈り物(^o^)

 大分医科大学(現在は大分大学医学部)を1984年に卒業し、父の勧めもあり、宇山昌延先生が主催しておられた関西医大眼科に入局しました。父が亡くなった後も少し在籍させてもらい、1998年に開業することにしました。長い間大学にいたつもりですが、たった14年ほどだったのです。でも、この14年は本当に楽しい時間でした。
既に開業して19年ほど経ち、もはや開業生活の方が随分長くなりました。ただ、開業して、数年経過した時に、自分が随分医師として劣化していることに気づき唖然としました。そこで何とかしようと考えたのが、ブログと掲示板。
 ブログは、日々勉強した記録を記載していくだけ。学会や勉強会でメモして帰ってきても、いつもメモはいつの間にかゴミとなっていたのだが、ちょっと勿体ない気がして、メモを文章化して、ブログにアップすることにした。最初に書いたブログは、2005年11月28日の「薬店にあるメグスリ」に文句を言い倒すという恐ろしい記事でした。 コツコツともう10年以上続けていることになります。
http://takeuchime.exblog.jp/981671/ 
 もうひとつが掲示板で2006年6月19日に開始しました。掲示板はクローズドにして、楽しかった14年間にできた友人18名ほどに声をかけました。掲示板の説明は、
『大学の医局にいた時は、そんなに勉強する気がなくても、自然と最先端の医学知識が入ってきました。ただ、1人で医院を運営するようになると、当時と違って、なかなか勉強する機会が少ないのが現状です。そこで、開業医が横の連帯をつくり、日々の臨床上の疑問をこのHPにできれば写真付きで提示し、皆でディスカッションしながら、スキルアップする機会を共有しませんか? 1人で悩んでいるより、ずっと建設的だと思いますが、いかがでしょうか。
 なお、この場は、不特定多数の人間の目に触れる通常のホームページと異なり、現時点では、私が個人的に選んだ人だけが参加できるSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を利用しています。安心して、日々の疑問を議論できるスペースと考えています。賛同していただける方は、宜しくお願いします。』
 5年ほど掲示板で勉強した後、2011年1月にフェイスブックの秘密のグループ『小さな眼科の勉強会』を作って、現在に至っています(登録人数は20名ほどですが、幽霊会員が5−6名?)。実りあるディスカッションが得られる為には、結構真面目に勉強しないといけないので、『自分の勉強不足に唖然として』から10年以上経ちましたが、それなりに眼科医としてのレベルを底上げしてくれた歳月だったと感じています。還暦を通過した私ですが、もう少し続けようかな。