Live Spot Arrow


 甥っ子がジャズピアニストになったのを確認すべく、疲れた体に鞭打って、武庫之荘『Live Spot Arrow』へ。平日の夜で、流石に客の入りは悪いですが、彼らにとっては、この名門ライブスポットで演奏させてもらえるだけで、キャリアになるのかもしれません。武庫之荘にはライブ開始1時間前についてしまったので、近所で食事する場所を探していたら、目にとまったのが、『いちりん鮨』。寿司とか寿しじゃなく、この『鮨』の漢字に弱い私は、気がつくとカウンターに陣とっていました。剣先・白身・トロ・漬け・ウニ・シマアジ・車エビ・焼きアナゴ・イクラ・サンマ・・・仕上げに赤出汁。勿論、生ビール・郷の誉(純米吟醸)・司牡丹(純米)も。何気なく、飛び込みで入ったのですが、大当たり!安くて旨い!ただ、何か聞いたことのある名前だと思っていたら、毎日購読しているK氏の有料配信メールをチェックすると、≪言わずもがなの寿司の名店である。寿司屋ほどわかりやすい商売はなくて、カネさえ出せばいくらでもそりゃ旨いものは食える。そういう店を恥ずかしげもなく紹介しているメディアが私にはよくわからない。私たちが愛するのは「街場の寿司屋」ですよ。夕食の発展形として「たまには寿司でも行くか」という中で、いい仕事を見せてくれる寿司屋が理想だ。その理想を形にしたのがこの「いちりん」である。≫と紹介されていました。美味しい鮨と純米酒で疲れを忘れた気になって、再び『Live Spot Arrow』へ。

 甥っ子の演奏なので、実は、ヒヤヒヤもので聴きはじめたのですが、そんな心配は20-30分も経てば杞憂に。見守るから、観賞に・・・。結構イケル演奏なんです。勿論、今まで散々レコードで聴いてきた、Rガーランド、Wケリー、Bエバンス、Dジョーダンなどと比較するのは可哀そうですが、結構イケます。リーダーのサックスの山本昌君、ベースの泉正浩君、急遽代役ドラマーとなった芳村直也君。みんな高いレベルの演奏を見せてくれました。少々アルコールが入りすぎ、色々声をかけすぎてしまい、反省していますが、特に、2曲目のボビー・ティモンズの曲がいい。それに、つい先日、ロリンズに泣かされた『In a sentimental mood』をアンコールでリクエストしましたが、秀逸!