カーネルサンダース人形

 昭和60年、医師になって2年目の秋を小倉でむかえていました。この日も、神宮球場阪神ファンで埋め尽くされ、真弓は33号バースは52号、掛布は39号を打ち、最後のマウンド上には中西の雄姿がありました。江夏が年間400奪三振記録を作っても、田淵があの王を抜いて本塁打王になっても、あのONのいる巨人に勝てなかった阪神が、小学校1年だった昭和39年以来、実に21年振りに優勝し、その後初の日本一になりました。この時、テレビの前に陣取り、その瞬間をひとり静かに見ていました。感動的な一瞬でした。その後、一部阪神ファン(こんな連中が本当に阪神ファン?)が、キタでもミナミでも暴徒化したようで、この時に道頓堀に投げいれられた、バース似のカーネルサンダース人形が24年振りに見つかったそうです。探偵ナイトスクープで探していたのはお笑いで済ましてもいいでしょうが、今回のこのばか騒ぎは何?過去の犯罪行為の結果を、優勝・日本一へ向けてのお守りのように扱うとは。南社長も考え直した方がいいですよ。こんなものを大事に飾ったら、また、バカな連中が同じことを繰り返すかも・・・。真の阪神ファンは、嘆いている筈・・・ですよね。道上さん。