蕎麦屋

 漫画ミュージアムを出て、少し遅くなったお昼を。せっかく京都に来たのですから、ファミレスじゃ味気ないので、京の雰囲気を満喫できる場所を探しました。雨が降り始めていたので、コンビニで傘を調達した後、烏丸御池を東へ。烏丸、車屋町東洞院間之町、高倉、堺町、柳馬場富小路麩屋町と行って、8本目を下がりますと、右に柊屋、左に俵屋があります。一度でいいから俵屋に泊まりたいと妄想をいだきつつ、更に下ります。ここからは、まるたけえびすに おしおいけ(丸竹夷二押御池)、あねさんろっかく たこにしき(姉三六角蛸錦)となります。目的地は、「さん」です。同伴者から「さぶい・・・」と文句が出始めましたが、気にせず歩くと、3条通の少し手前に目的の蕎麦屋がありました。如何にも京都の蕎麦屋って感じです。風情のあるエントランスを歩いて、木戸をあけると突然、昔ながらの京都の町屋の中に入りこんだ感じ。勘定場には、京都らしく、愛想のないお姉さんが。彼女に人数告げ、空いている席へ。
これだけの雰囲気があれば、少々麺に腰がなかろうが、丼といっても大きな茶わん程度の大きさしかなかろうが、その割には値段が高かろうが文句を言ってはいけませぬ。ここは京都なのです。老舗蕎麦屋なのですから・・・さすが京都?
京都の雰囲気を満喫した後、帰路についたのですが、途中、「京のてんてん」という手ぬぐいの店でお買い物。若い男女が店をやっているのですが、なんだか楽しそうです。楽しく仕事ができるということは、何にも代えがたい幸せやなあ・・と思いつつ京阪電車に乗りました。