一時期、誰もが都構想の終焉を感じていた筈だが、橋下氏のウルトラC的頑張りで、大阪都構想住民投票が現実の事となり、5月17日に行われる。都構想をめぐる真っ当な議論というよりは、意味のない中傷合戦になりがちだが、折角橋下氏説明に来るというので、旭区民ホールに出かけてみた。彼の意見は既にメディアやHPを通じて、わかっている内容ばかりではあったが、話のうまい彼は、アウェイの地で雨の降る中、超満員というか200人近くが大ホールに入りきらないほどの区民を集めた。
 橋下氏が大阪府知事になって、その後誰も創造だにしなかった市長への転身。同時に松井さんが府知事となって、やっと真の改革は進みだした気がする。それまで歴代の知事・市長は大阪の為に何かをしてきただろうか?身を切るような改革を行ってきただろうか?大阪市民・府民はもう誰がやっても一緒や・・・悪いことしそうにないノックでもいいわ・・・と感じていた時期もあった筈。
大阪府りんくうゲートタワービル(659億)VS大阪市:ワールドトレードセンタービル(1193億)に代表される無駄な税金投入が話題に挙げられるが、大阪市のやってきたことは、小さなものはリフレうりわり(18億)(平成23年に閉鎖)から大きなものATC(3065億)(平成16年に破綻)まで、挙げ出したらキリがない・・・。そんな出鱈目な市政をやっておいて、橋下が潰すと言ったら、我々にはちゃんとできると、今度こそ無駄遣いすることもなく、府市がいがみ合うこともなく、政策を実行できると言ったって、誰が信じる?
 今だって、松井さんが知事で、橋下が市長だから、府市統合本部は機能しているのであって、膨大な負債が積み上がり、維新の会が出てくるまで、身を切る改革とは無縁であった君たちの何を信じろと言うの?
ここまで真剣に大阪を考えている人たちを失ったら、大阪は今後100年以上浮かび上がれない気がする・・