昼から新幹線に乗って東へ向かう。外は寒いのだが、窓の内側はぽかぽか・・・ちょっと浅田次郎のあの小説気分。
浜名湖の近くの真新しいビルの中は、落ち着いた雰囲気で居心地いい。T先生もいい人で安心。
ちょっと用事を済ませて、以前勝谷氏が絶賛していた店で30分待って鰻弁当を買って大阪へ・・


勝谷氏の絶賛⇒『私の評価(偉そうだな・笑)。見事です。これほどうまい鰻を私は食ったことがない。私が仕事をしていて、いまは住んでいる紀尾井町あたりというのは、おそらく日本一、鰻屋がある場所でしょう。旨いといわれる鰻屋もたくさんある。しかし浜名湖漁協がやっているというこの「丸浜」の鰻は文藝春秋の経費で食ったすべての鰻を超えて(笑)もっともすさまじい。。実のところ鰻に関しては、海外のあの街やこの街で食べたものが銀座のそれよりも旨いということはよくあるが、そういうものも凌駕して旨い。サービスはよろしくない。しかし不快ではない。商売っ気がないのである。たとえばこの時刻だと白焼きがない。これほどの鰻を出しておいて、なぜ白焼きがないのかがよくわからないのだが、自分たちでは価値に気付いていないのだろう。私のカネでグルメになってしまったT-1君が「これ、マジでヤバイっすよ」というまことに今風のくだらない言葉で表現していたが私としても言えるならそういいたい。日本のフォアグラであった。蛋白質の旨みその食感が、である。舌の上でとろけてかつ最高のアミノ酸の旨みで味蕾を興奮させる。そのバランスである。
 二人で「蒲焼き」ばかりおかわりしてしまった。結局、丼は食わない。白いごはんで「蒲焼き」だ。そうないと申し訳ないような鰻なのである。私が持っている情報だと、もう地元の浜名湖での鰻の養殖はない。ほとんどが鹿児島か、あるいは支那のものでなる。しかしこの食べさせ方こそが浜松の文化というものであろう。漁協は手もとの鰻はもうないかも知れないがこの文化を大切にして欲しい。』
 今回は弁当だし、そこまで絶賛の味かどうかはわからなかったが、確か2年ほど前偶々この店に入り、駅そばの店にしては旨い・・と感じた記憶どおりの味わいでした。