少しひんやりとした日々が続いて、熱燗がぐっと美味しくなる筈のこの時期、夏の太平洋高気圧のせいで、少し歩くと汗ばむような異常な暑さが続いています。去年に続いて、今年もクーカル・イン奈良シェフズダイニングに行って来ました。この日しか都合がつかず、出来れば和食かイタリアンにしたかったのですが、フレンチになりました。折り悪く?好天の祭日に正倉院展が重なり、近鉄奈良駅付近は歩くより遅い大渋滞。年老いた母を連れていたのですが、仕方なく、近鉄ならから奈良公園内のシルクロード交流館までは歩くはめになってしまいました。でっぷり太ったドミニク・コルビ氏は、40代半ば、まだ顔には少し若さが残っていて愛嬌もあり、日本語も流暢で、好感度抜群でしたが、私にはフレンチは不似合いのようで・・・、来年は和食にしましょ。スパークリングワイン・白・赤と味わってほろよい気分で大阪へ引き返して、旭区民センター大ホール。

第6回旭区音楽祭?に甥っ子のトリオがトリをとるので駆けつけました。時間の都合で4曲が3曲に変更されたようですが、彼らの演奏内容は徐々に完成度が高くなってきました。身内ですが辛口コメントをするなら、そつなくこなす演奏には不満が残ります。中途半端な上手い演奏なんて聴きたくもない。その先にある、感情の起伏が一音一音に乗り移ったような演奏を期待したい・・・。区民ホールでの演奏だから仕方ないでしょうが、若さを爆発させ、時に破綻をきたしてもいい、観客なんか無視してもいいから、心に突き刺さる名演を期待します。演奏後の会食で、直接伝えましたが・・。頑張れよ。