電力使用制限令

 日本においては、原子力は絶対必要で、停止したり、再稼働できなかったりすると、必ずや電力不足に陥り、日本中は大混乱になる。そのため、大口需要家には節電義務を課し、違反すると罰金をとり、企業名も公表して、社会的制裁も加える。嫌だったら、ちゃんと節電し、日本中に節電ムーブメント&原発待望世論を喚起しなさい・・・って感じの電力使用制限令が発動されました。恐ろしい国になったものです。
 その一方で、震災直後から何が起こっていても東電の言いなりとなり、『ただちに健康に影響はありません・・』と言い続けた枝野氏ですが、『尿から微量の放射性物質 福島市の子供10人から 仏研究所「内部被曝の可能性」』であることがばれてしまいました。
 誰を処罰して、誰を見逃すのか。法と証拠に基づいて粛々と・・・なんて嘘っぱちで、時の権力者(政治家ではない・・)が法と正義に基づかず、法を恣意的に運用し、出る杭は打つが、国と一体となった悪は見逃す。焼肉屋の兄ちゃんは徹底的に叩いても、東電が放射線を世界中にまき散らしてもお咎めなし。日本は昔からこんな国だったのでしょうか。せめて、マスコミだけでも、まともだったら救いはあるのですが。