医者になってからの恩師である宇山先生のお別れの会/偲ぶ会へ行ってきました。もう、心のなかで整理はついていますので、今更涙腺が緩むことはありませんでしたが、お別れの言葉を述べる友人の言葉には少し心を動かされました。『山の上に山あり、山また山』、『一座建立』、そして『よろしい』は我々の世代のキーワード・キーセンテンスでもあります。流石に、優秀な愛弟子。ツボを心得たお別れの言葉でした。褒めてあげましょう。
 来賓の諸先生方を除けば、さながら、20年近く前の教室の忘年会・同窓会のようなメンバーが集結していました。懐かしい顔が並んでいます。基本的に立食でのこのような集まりは大の苦手で、殆ど参加したことはありませんし、今回も極めて少数の方としかお話していませんが、少しはあの時代の雰囲気を思い出すことで、宇山先生を偲ぶ事ができました。
 ちょっと見ただけでは、誰?と感じる人や、少し年を取られたなあ・・とか、あんなに初々しかったのに・・・残念とか、何時までも若いなあとか、どう見ても医者には見えなくなったなあ・・とか、様々な懐かしい面々が一堂に会しましたが、もうこのような機会はないのでしょう。残念なような、それでもいいような・・・
 久しぶりにSさんと話をしました。今ではずいぶん立派になって、その方面?では結構名前も売れてきて、無名の私は、あまり近寄らないようにしていましたが、少しアルコールの入った彼女は、全く昔と変わらぬ天然素材のままで、安心するやら、これで大丈夫なのかと心配するやら・・。これからも、加齢黄斑変性治療に貢献されることを祈っていますよ。