秋田の酒

 

天の戸(浅舞酒造)は秋田の42の酒蔵で、最も小さな1000石ほどの蔵です。美稲で有名になったそうですが、私は全く知りませんでした。今回の酒は、その中の最高峰の酒です。つまり当然頂き物?。私は、盆と正月以外は、特別純米純米吟醸クラスしか買わないので。
この蔵は、秋田にこだわった酒造りのようで、まず米ですが、美郷錦という、あまり聞いたことのない米を38%まで磨いてます。この「美郷錦」は1987年に秋田県農業試験場において、「山田錦」を母、「美山錦」を父として人工交配した品種です。
酵母はAK-1.AKというのは、秋田という意味でしょうか。秋田の酵母と言えば、昭和10年新政酒造で分離されたものが「協会6号」として現在も頒布されて、有名ですが、平成2年に開発した「秋田流・花酵母(AK−1)」(泡なし酵母)も、平成8年より「協会1501号」として頒布されているようです。この酵母は、高級酒用で、吟醸香が高く、酸も少ない、若干私の好みから外れるかもしれませんが・・・
水は、湧水を使っているようなので、秋田の米・水・酵母で作られた秋田の酒です。これを呑めば気分は秋田県比内鶏でも買いに行こうかな。