原信夫とシャープス&フラッツ@大阪フェスティバルホール(2008年11月24日)

※ゲスト:見砂和照と東京キューバンボーイズ

1958年に作られたフェスティバルホールも、いよいよ来年解体されます。このフェスに最初に行ったのは、73年のトムジョーンズ・イン・ジャパンだったでしょうか(古っ!)。その時も聞いた『シーズアレイディー』で始まった「原信夫とシャープス&フラッツ」のラストコンサートを聴いてきました。原信夫氏は81歳です。1951年にバンドが結成されて、なんと58年です。一人のバンマスがこの長きにわたり、活動を続けてこられたことは奇跡だと思います。その奇跡のバンドの最後を見に行こうと思ったのです。私がこのバンドを聞くのは2度目。ジャズしか聴かなかった学生時代に一度聞きに行ったことがあります。場所は、大分。この時、ビックバンドの音の大きさ、スケールの大きさ、疾風怒涛のスイング感が忘れられません。A列車の時、全員がステージに一列に並び、マイクを通さない信じられない音の洪水に鳥肌が立ったことを覚えています。♯&♭のHPを見るとありました。『1981年結成30周年記念リサイタル、バデイリッチと全国ツアー敢行!!』( 6/4大分文化会館) たぶんこれです。27年前とは、我ながら驚きです。少し思い出しましたが、確か、バデイリッチは武骨な印象のドラマーでした。
 流石に、81歳のバンマスが率いるビックバンドは、27年前の怒涛のスイング感はなかったですが、A列車とシング・シング・シングにはゾクっときました。それにしても、観客の平均年齢が60以上ひょっとして70以上?と思われるほど、高年齢のコンサートは初めてでした。日本の高齢者は、礼儀正しく、元気でした。