徳俵でつま先立ち

 私は、まだ若い(つもり)ですが、もう50年近く、熱狂的ファンとしてこのチームと付き合っているのです。自慢じゃないですが、この程度の悲しみなんか、もう何度も経験済みです。この追い込まれた状況で、今まで打てなかったチームが急に打ち出したりする筈もなく、デイリーが特大文字で『勝つ』と書いていましたが、あんな虚しい記事で勝てる筈はないのです。土壇場で力を発揮するようなチームなら、何十年も苦しみながら応援を続けていません。もう、十分精神修養を積ませていただきました。もう、チャンスで凡打を繰り返したからと言って、マウスを投げたり、ラジオを叩いたりしません。テレビは買って間がないし、高価なものなので、物を投げつけたりしません。家族にもどなりません。無口になって、酒をあおりません・・・。冷静・沈着、心静かに応援を続けております。そうです。まだ、優勝は決まってないのです。最後のその一瞬まで、応援を続けないといけません。特に、神宮の阪神ファンの皆さん、最後の瞬間を見てしまったとしても、決して帰途につく岡田に罵声を浴びせることなく、彼の一年間の労をねぎらってあげてください。彼は本当によく頑張ったと思います。

※横浜、今日は頑張れよ。