3人の同窓会


 基本的には皆真面目で大人しいのですが、1973年に出会ってから、何故か盆と正月には集合し、気がつくと、呑み過ぎて大変な事になり?解散するという行事を約35年間?も続けている貴重な友人がいます。流石に35年も経つと、お互いの風貌も激変し、体力も衰え、何よりも分別が身に付き、ここ数年は、翌日以降後悔の日々を送る事が少なくなってきました。まあ、無茶ができないというのは、体にはいいことですが、若干寂しくもあります。時の流れに容赦はありません。
 以前も紹介しましたが、友人のひとりは、『コツコツと勉強し、エリートサラリーマンとなるようなタイプのK氏、もう一人は、勉強してるのかいないのか不明ですが、独自のスタイルで哲学者を目指し、夭折するはずだった我々の精神的支柱W氏』です。K氏は予定通り企業戦士に、W氏は高校教師に。二人とも、最適な働き場所にいるような気がします。
 かつては、どこの繁華街でも違和感なく溶け込めた3名ですが、流石に35年も経過すると、身の置き場所が難しい・・・・。ということで、チョイスしたのは、京橋から徒歩20分?盆休みなしで営業を続けておられる『うずら屋』さんです。超有名店なのですが、場所が辺境の地にあるのと、2時間制限があるのと、少し早い時間の予約だったので、何とか3名の居場所を確保できました。例によって、旨い。この焼き加減・塩加減は、ビールも酒も焼酎も全て美味さ倍増します。K・W両氏、驚異的な狭さでしたが、奇跡的な美味さだったでしょ。元気だったら、正月にまた・・・