立秋だというのに、朝から茹だるような暑さの中、墓参に行ってきました。場所は京都府北部の丹波の国です。いつも墓参だけすまして、サッサと帰るので、あまり街中をうろうろすることがなく、篠尾の墓と昼食の場所以外の変貌の詳細は知らないのですが、この町は、徐々に活気を失っているように感じます。ただ、駅舎は非常に大きな変貌を遂げつつあり、

昔懐かしい駅の北側は完全に過去の面影を消しつつあります。また、想い出深い鉄道病院は更地になっていて、駅舎もありません。公金を大量に投入した駅前再開発事業なのでしょう。ここの市政を預かったことのある祖父が元気だったら何と言ったでしょう。

 墓は、落葉と雑草と笹の葉が生い茂り、鬱蒼としています。殺虫スプレーを一缶分撒き散らしてから、掃除にとりかかりました。今回は、タイムは留守番させて真面目な墓参です。墓の中から、『遅かったなあ・・。何しとったんや・・・。』と声が聞こえたような・・・。
 それと関係あるのか知りませんが、ここ数日、親父の記憶の断片が蘇っていました。昔、まだカラオケなんてものがなかった時代、酒で機嫌がよくなった父が決まって行うことがいくつかありました。その一つが、『カチューシャ』です。理由を聞いたことはないのですが、何故かこの歌を口ずさむのです。そして、必ず、最後は、ロシア語で歌うのです。その怪しげなロシア語があっているのかどうか、ついにわからないまま他界してしまいましたが・・・
Ρасцветали яблони и  груши
ラスツヴェターリ ヤーブロニ イ グルウシイ
Поплыу туманы  над рекой.
ポプルイリ トゥーマヌイ レコーイ
Выходила на  берег Катюша
ヴィハヂーラ ナ ベレク カチュシャ
На высокий  берег  на крутой
ナ ヴィソーキイ ベレク ナ クルゥトーイ
Выходила на  берег Катюша
ヴィハヂーラ ナ ベレク カチュシャ
На высокий  берег  на крутой
ナ ヴィソーキイ ベレク ナ クルゥトーイ


おまけ:昼食は、「五萬石」で出石そばを頂きました。その前に、サヨリとビールで乾杯・・