冬の月

今宵の晩御飯の場所は、我が家から歩いて数分の場所にある、串カツ屋さん『くら羅』です。この界隈に忽然と現われた(といっても、当院より10年ぐらい前からあったようですが・・・)新地あたりにあっても全く不思議じゃない味と雰囲気の串カツ屋さんです。嬉しい事に、最近日本酒の品揃えが増え、今日いただいた酒は、嘉美心酒造の『冬の月』と定番「浦霞」でした。冬の月について少し・・


  • アルコール度数:16〜17度、日本酒度:−4、酸度:1.5
  • 酵母:岡山白桃酵母、米:岡山県産「日本晴(一等米)」
  • 精米歩合:58%以下

ある酒販店の宣伝文句・・・
『12月に入ると「冬の月」の味わいが脳裏に甦り、入荷を指折り数えるようになる?年を重ねる毎にリピーターのお客様が増えてきて、もう「お問い合わせとご予約」が入りだした?日本晴と白桃酵母のコラボ、無加圧、無濾過の雫酒、口に含むと広がる旨みときれいな果実香、まさに「天の美禄・甘露なり」と叫んでしまいたい程の美味さ!理屈はいらない旨さだな、この酒は。1年に1度限りの入荷だからこそ、この美味さを多くの方に伝えたい。クリスマスやお正月の祝い酒にもお勧め。この冬、年末年始に当店一押しの「冬の月」これは飲まなきゃ損だよ・』
 実は、25年ぐらい前に、初めて吟醸酒を呑んで、ハマったのが、出羽桜でした。米を磨いて造った酒なのに、何で、こんなに甘いフルーツの香・味がするんだろうと。これを冷やして飲めば至福のひと時・・・と感じました。酒を探して行ったのは、鴫野にある『サケショップ みやぎ』という店です。地下に酒セラーがあり、厳密な温度管理されている酒が山ほどあったのを記憶しています。完全に地酒にハマり、親父に勧め、親父の行きつけの新地のクラブのママさんに勧めたのも、出羽桜でした。あれから、25年。好みは180度転換してしまいました。なるべく香りは無いほうがいい。ぬる燗にすると、ほんのりの米の旨みが顔をだすけど、切れのいい酒がいい。まあ、これも年のせいかもしれまません。20代、30代と、このジャンルの酒をキリット冷やして呑めば、これに勝るものはないと思っていたのですから・・・
 私は、浦霞の方が好みです。