昭和39年(1964)初秋、東京でオリンピックがありました。嵯峨小学校1年生の私は、京都市右京区広道町の鉄道宿舎に住んでいました。当時国鉄嵯峨駅前です。蒸気機関車が現役で、駅前には石炭ガラが積まれていました。
実は、競技そのものの記憶は、鮮明ではありません。柔道・バレーボール・重量挙げ・マラソン・・・当時の記憶なのか、その後の映像の記憶なのか定かではなくなっています。ただ、競技の名前がずらっと並んだ大きな地図があり、勝った国のシールを貼っていた事を思い出します。これで世界中の国旗を覚えました。母親が、青と白のツートンカラーの新しいジャンパーを買ってきて、今年流行の『新幹線ブルーだよ』と言った記憶があります。1000円銀貨の発売日に、登校前に銀行に並ばされて、遅刻しそうになって半泣きだった記憶もあります。あれからもうすぐ50年経とうとしています。2020年に再び東京にオリンピックがやって来る。その時、フクシマ問題は何処まで解決しているのだろうか。安倍さんが大見得を切ったように、本当にコントロール下にあるのだろうか。
因みにこの年、バッキーが29勝、村山が22勝、吉田さんが1番で3割を打ち、小山さんとトレードでやってきた山内が31本のホームランを打ち、阪神は優勝しています。チョット注目度の低い寂しい優勝・・