永遠の0 (講談社文庫)

永遠の0 (講談社文庫)

この季節だから・・?非常に遅ればせながら、『永遠の〇』を読んでみた。途中から涙が止まらない・・・・を期待して少しずつ読み始めたのですが、全くそんな事にならなかったのは、人命を軽視した官僚的体質丸出しの大本営の指導者達が、綿密な計算をせずに米英との戦争に踏み切り、机上の間抜けな戦略の数々で数少ない勝機を逃し、最終的に特攻を生み出した事に対する怒りが強すぎたからかもしれない。高山という、どうみても朝日と思われる新聞記者の左巻き思想も怒りに拍車をかけた・・?
 これがベストセラーか・・・。読んでて思い出したのが、子供の頃よく見た零戦の漫画、『0戦はやと』。思い起こせば、この中に撃墜王は出てきたし、ドックファイトするシーンも沢山あったと思うが、もう何十年もそんな漫画を見ていない。あの頃は、まだ戦後だったから?