折角の連休でしたが、訳あって、軽自動車(M号)をサポートしつつ出雲往復の旅。訳あって、裏道が使えないので、宝塚TN付近まで17kmの渋滞を我慢して、中国道米子道をチンタラドライブしてきました。訳あって?法定速度以下で走っていると、川の流れをせき止める杭状態のM号を不安な目で眺めつつ大阪・兵庫の雑踏を過ぎれば、あとはのんびりとした道中に。ただ少し運転に慣れてくると、もっと速く走りたいとか、途中モンスターを追い越してみたり、身の程知らずめ。一人で走る300kmの何倍も疲れました。疲れながら、出雲に着いたら自分へのご褒美は江戸前鮨と強く決めていました。
 『とみた』一応・・と言ったら怒られますが、この地には珍しく江戸前の流儀に則った店です。真イカ・のどくろ・鯵・カツオ・しめ鯖などは抜群に旨いのです。マグロのづけの味と、シャリにふんわり感が乏しい点は残念ですが、基本的には旨いです。贅沢言うたらあきません。ただ、何故か酒は隠岐誉・開春・環日本海しか置いてない。この店のすぐ近くに十旭日や天穏の蔵があるのです。何故どちらも置いてないの?と突っ込むとあまりに身近な存在すぎて、その他の地元の蔵も含めあちらを立てればこちらが立たず・・という理由だそうで、結局しがらみのない離れた場所(隠岐の島?)の蔵の酒にしたようです。驚いたのは、天穏の地元の評価があまり高くないこと。甘ったるい・・・って評判。これはビックリです。今私の手元には、天穏純米吟醸・馨・無濾過中汲みがあります。わざわざ室蘭の酒屋さんから取り寄せた逸品です。彼はこれを呑んだことがあるのでしょうか?しがらみなんか忘れ、このような酒を置く姿勢があれば、もうワンランク鮨も上手くなるような気がします。『とみ田』さん頑張ってください。