個人的に女神と呼んでいる女性とのメールから・・

『1964年という年は、なかなか重要な年で、勿論MさんやNさんが生まれた年でもありますが、我が阪神が二度目のリーグ優勝、新幹線が開通、東京オリンピックが開催、そして私が小学校へ入学した年です。その年の5月にF1でお馴染みの鈴鹿で、第2回日本グランプリが行われました。1963年から1970年まで行われたこの大会に、当時小学生の私は結構ハマッテいたようです。流石に第二回は知らないのですが、実はその時伝説は生まれたのです。この年、優勝候補は当時まだダットサンと合併前の、プリンス・スカイライン。ところが、トヨタ式場壮吉がポルシェ・カレラGTS(ポルシェ・904)を購入して個人参戦(と言っても、式場はプリンス憎しのトヨタからの裏金で買った可能性が高いらしいですが・・・)。スカイラインは何と言ってもファミリーカー出身の改造車で、相手は根っからのレーシングカーです。勝ち目はない・・・。

 ところが、レース開始して数周後、ポルシェをスカイラインが抜き去りホームストレートに戻ってきたのです。観客は全員総立ちで大喜び!最終的にポルシェに抜かれて負けたのですが、このホームストレートでの何秒間に日本中のレースファンが喜び、スカイライン伝説が誕生したんです。あのポルシェをスカイラインが抜いたのだと・・・。

 やがて、ハコスカにGTRが誕生し、一旦消えた後、復活。そして現在のGTRに至ってますが、現在のGTRは、ポルシェより速いんですね。この頃の思い入れが忘れられず、1989年から10年間近く憧れのGTR乗っておりました・・。

 当時の、スカイライン対ポルシェは、いわば、力道山シャープ兄弟ジャイアント馬場対ブッチャー、アントニオ猪木対タイガージェットシン?のカーレース版だったのかもしれません。