東京JAZZ2009

久しぶりにマッコイのピアノを聴きました。勿論マッコイと言えば、ベースJimmy Garrison、ドラムElvin Jones、そしてテナーJohn Coltraneの黄金のクアルテットのレギュラー・ピアニストです。私にとっては、これが全てです。あまりにこのリズムセクションが素敵なので、『あの頃のマッコイは良かった』を追い求め、「Inception + Nights of Ballads and Blues」や「Reaching Fourth」も買いましたが、どうしても、ピアノトリオよりは、コルトレーンが自分のパートを吹き終えた後のピアノが最高でした。音楽的素養のない私には、その後のマッコイは若干苦手で・・・・。

そして先日、NHKで流れていた9月に行われた東京JAZZのライブを見てしまったのです。最初に、年老いて、痩せ衰えたマッコイの姿が映し出されました。。父の晩年を思い出すような痩せ方で、悲しみがこみ上げてきます・・・。少し気落ちして、少し距離おいて聴いていると、ピアノがぐいぐい心に迫ってきます。ピアノは、クールなのですが、緩やかながら大きく波打って、心に響いてきます。間違いなく『あの頃のマッコイ』でした。
マッコイ。もう少し長生きしてください。あなたのライブを聴きたい。