天恵楽


08年もあと3日。やっと仕事が終わりました。色々なことがあり、少々疲れた1年でしたが、とりあえず事故もなく、無事年末を迎えられたことに感謝しています。こんな気持ちになるのは、年のせい? 取りあえず、年末恒例のカレーを作り始めました。 クローブ 、カルダモン、クミン、コリアンダー 、ディル、フェンネル、アニス、 シナモン、ローリエ、ブラックペッパー、鷹の爪・・・を煎って挽く。以前と異なり、スパイスの比率も適当になり、少し自信がないので、S&Bのカレー粉も混ぜ、オリジナルカレー粉の完成。今回の肉は、高知から土佐牛のすね肉を調達。肉は、岩塩と黒胡椒をまぶして、香味野菜をのせて、焼酎をふりかけ、タッパーに入れて冷蔵庫に寝かせてあります。スタータースパイスのクミンをサラダオイルで熱した後、玉ねぎ・セロリ・ニンジンをじっくり炒めて、そこに自家製カレー粉+ほぼ同量の小麦粉をふりかけ、カレールー作り・・・・気がつくともう夕暮れ時(は、寂しそう・・・はNSP?)・・・・ということで、歩いて2分、走って30秒の串かつ屋さん『くら羅』に行ってきました。

 いつもの串かつ屋さんですが、いつもと違う事があったので、報告しておきます。
 マスターが私の願いを叶えていただき、旨い(私の好みに合うとう意味です)日本酒が用意してありました。新しい日本酒が入ったとしても、香りがぷんぷん漂う吟醸酒じゃ、困るなあと思っていたら、お世辞ではなく、本当に旨い酒でした。新潟の酒らしく、さらっとした味わいなのですが、米の旨みがしっかり感じられ、香り控え目で燗すると、更に味わい深い仕上がりになる酒でした。燗とっくりまで用意していただいて、申し訳ありません・・。その酒は、『天恵楽』と言う名の、特別純米酒でした。
 この酒は、第79回関東信越国税酒類鑑評会で、「燗酒の部」にて優秀賞を受賞しています。昨年に続いて2年連続の受賞らしい。燗して旨い酒こそが、本当に実力のある酒なのですから、この部門での2年連続受賞というのは、ある意味、一番旨い酒のレッテルだと思います。しかも、8月に行われた全米最大の日本酒コンテスト「JOY OF SAKE」でも、金賞を受賞したそうです。アメリカ人に大吟醸ではなく、特別純米の旨さが理解できたかどうかは甚だ疑問ですが・・・・
この酒は、よしかわ杜氏が、よしかわ産永田農法の五百万石の60%精米し、尾神岳のブナ原生林が蓄えた清らかな水で醸した酒。もともと杜氏の町であった吉川町に99年に設立された地域活性化の為の第三セクターらしいのですが、どうやら、要注目の会社のようです。