鉄腕

 鉄腕稲尾が逝きました。10月にあれだけ元気で、入院してすぐに逝くってどういうことなんでしょうね。追求しても始まらないでしょうが・・・。彼は、1956年から1969年まで現役でした。私が見たのは、晩年の肩を壊した後の稲尾だけなので、豪腕の実感がないのですが、特筆すべきは、1961年 登板回数78 完投25 完封7 勝利42 敗戦14 投球回数404 奪三振353 防御率1.69 でしょう。藤川や久保田が稲尾の記録を抜くといっても、彼らはセットアッパーであり、ストッパーです。先発で、この数字は尋常じゃないです。奇跡のような記録です。ただ、私は、もう1つ奇跡のような記録を覚えています。あの背番号28の豪腕の記録です。1968年、登板回数49、完封8、勝利25、敗戦12、投球回数329、奪三振401、防御率2.13
 今年の奪三振記録は、ダルビッシュの210です。投球回数は、涌井の213です。スケールの違いを感じませんか。少年時代に見た阪神のエースを忘れられません。小学生の頃、阪神巨人のダブルヘッターが甲子園であり、第一試合が村山、第二試合が江夏で連勝した記憶があるのですが、夢なのかなあ・・