発起塾 - タイムと純米酒

　昨日は、一心寺シアター倶楽リニューアルオープン５周年記念企画第一弾：キャバレー「ラ・ルージュ」??　を観てきました。なかなか微妙なメンバー構成の劇団の公演でしたが、見慣れると、何とかなるものです。ただ、見慣れていない人には、刺激が強すぎますが。
　メインキャスト？は、発起塾（５０歳から１００歳までの演劇未経験者で構成された劇団）の団員です。ちょっとした知り合いである伝説の元K医大病院眼科受付おばはんNが出演するので、土曜日の午後の夕暮れ、天王寺へ向かいました。

　今回は、7時公演開始なのですが、5時からエントランスやロビーは、ロビーキッチンというレストランとなり、ピザ・ハンバーガー・ピーナッツなどを摘みに、ビール・ワインなどが提供されます。どれも手作りの十分美味しいものばかりで、更に破格の安さです。ワイン4杯、ビール1杯で、少し酩酊させ、視覚中枢を若干麻痺させると、目の前は、本物のキャバレーに変身しておりました。
１ヶ月、７団体による魅惑の22ステージ!　!少し体調の悪い秋山シュン太郎氏渾身のロングラン公演です。Nさんのダンサー姿を見るのは、なかなか辛いものですが、幸い今回は、コックの扮装がメインだったので、被害は最小限で済みました？

右のおじさんは、551の『ある時！ない時！』のおじさんです。左のおばさんがNさん。すっかり女優の風格が漂ってる？

　私達は、何の為に生きているのでしょう。何処へ向かって生きているのでしょう？日々の生活に追われ、時が過ぎてゆきます。その速さは、最初は歩くように、そしてスキップする感じで、途中小走りに、今は全力疾走しています？年をとればとるほど、そのスピードが上昇し、あまりの早さに目がくらみます。舞台の上に立つ人たちには、そのスピードに負けない足腰の強さを感じます。ただ、怯えているだけの私とは違うようです。うらやましくもあり、若干物悲しくもあります。私には、到底真似できません。自分に出来ることだけは、しっかりやらねば・・・