2003年 3月 8日 仕込み開始
2003年 4月18日 タンクにて貯蔵(8℃)
2006年 3月24日 ビン詰め
2006年 4月14日 専用貯蔵庫にて貯蔵(5℃)
2006年10月11日 麒麟山酒造より出荷
2007年 6月20日 呑みはじめました。


年に一度、もみじの葉がまっ赤に色づく季節に限定で出荷される、麒麟山の看板商品「紅葉」です。
新潟の大吟醸だからといって、YK35ではありません。YK35というのは、品評会用に作られる大吟醸の代表的レシピで、Y(山田錦)K(熊本酵母)35(35%精白)のことです。この手の酒は、淡麗辛口&フルーティーで、冷やして呑むと、女の子が、『美味しい!これなら、いくらでも呑めるわ・・』などとのたまわれる旨み成分の殆どない水みたいな高級酒です。ところが、この紅葉は、五百万石の50%精白です。酵母は、K:熊本酵母(協会9号)ですが・・・。それをタンクで3年間熟成させた後、瓶詰めし、さらに低温管理された専用貯蔵庫で貯蔵した熟成酒です。瓶は、そのまま真空包装して、出荷状態を維持したまま我々の元に届くシステムのようです。3年熟成により、長期貯蔵によるしっとりとした穏やかな香り、滑らかな口当たりから円やかで太く厚みのある芳醇な味わいが口の中でふくらみ、麒麟山らしいキレの良い後味がご堪能頂ける・・・・そうです。大吟醸ですが、食中酒として十分楽しめる酒に仕上がっています。
私がいただいたものは、2003年醸造なので、ラベルの裏側には、阪神タイガーズ18年ぶりのセリーグ優勝と書いてあります。忘れてましたが、S先生ありがとうございました。