ブルーマウンテンナンバーワンは、40年以上前に珈琲を飲み始めた頃から、特別の価額設定なので、特別の存在だった。悪く言えば個性に乏しいが、苦味・酸味・甘み・香り・コクなどがバランスが良くて、うまくハマッた時は、心から美味いなあ・・・と声が出る。そんなブルマンだが、ジャマイカの高地で採れる以外の知識が殆どなかった。生まれて初めて珈琲焙煎をしてみると、生豆を見るもので、産地が気になってくる。焙煎初めてまだ半年も経たない未熟者だが、正月用に遂に手を出してしまいました。買ったのは『ジャマイカ ブルーマウンテンNO.1 ブルーバロン』。
ブルーマウンテンは、グーグルマップで見ればわかるが、ジャマイカ東部にBlue Mountain Peakがあり、このあたり(標高800以上)で収穫されるもので()、ジャマイカ政府の審査に合格したものだけが名乗れるシステムのようです。通常の珈琲豆売り場でのブルマン価額はモカやコロンビアの倍以上するので、世界最高級だと思ったら実はそうでもなく、世界一の人気者だと思ったらそうでもなく、日本では特別な人気を集めているようなのです。特徴的な味わいというより、バランスの取れた味わいが日本人にピッタリだったのかも。1980年代に超人気だった時の味わいが、今は感じられないという話もあり、地球温暖化の影響なのか大型ハリケーンに襲われて、農園がダメージを受けたからだとか、最近復活してきた・・などの断片的情報だけが聞こえてきます。
※ブルーマウンテンエリア:http://www.bluemountain.gr.jp/about/images/index_img_01_l.gif
で、今回買ったのはクライスデール農園ではなく、ブルーバロン農園。どんなに優秀な豆でも、初心者に焙煎されて気の毒な気もしますが、非常に注意を払い、1ハゼ終了直後?2ハゼ開始前?色が好みの色?になった時点で、慌ててて終了。