中学の同窓会

 

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久しぶりに中学校のクラス同窓会に出席した。あるビルの6階にある中華料理屋さんが会場だ。会場のあるフロアにで、若者が集うこのビルには不似合いな高齢者とすれ違った(私も高齢だが・・)。よく考えると、顔の雰囲気が、今回の同窓会に招待している担任ではないS先生の顔に似ているような気がする。私も店の場所が特定しにくく、フロアをウロウロしていて、再度すれ違った時に、S先生に違いないと確信して、一緒に店の中に入ることにした。中には、既に8割ほど集まっていて、何度も顔を見ていて、完全に過去とつながっている連中と、面影があまりなくて、どうも過去とのつながりが希薄で、よそよそしく話してしまう連中が混在している。

 着席したら、隣は小学校からよく知っているT田さんだった。彼女は苦労人で、バブル後抱えた負債を2箇所で働いて返済しつつ、立派に子育てをして、最近マンションを買ったらしいが、80過ぎまで働くつもりらしい。彼女は、右隣の私、左隣のS先生、H先生などに運ばれてくる全ての料理を小皿によそいつつ、S先生やH先生の生い立ち・現役時代の話・引退後の話・家庭内での話・ACバイパス手術の話・近所の買い物話・・・・・など、多岐にわたる様々な話題について話していて、殆ど尋問に近い雰囲気のマシンガントークは、2時間半ほど続いていた。彼女は、大酒飲みの雰囲気を漂わせながらも、烏龍茶しか飲まない。マシンガントークをしながらも、烏龍茶を切らすことなく、なくなりかける前には、必ず店員に頼んでいた。しかも私の分やその隣のYさんの分まで。もうすごいとしか言いようがない。途中から、いつも寝ながら聴くYoutubeのように彼女のマシンガンの響きを聴きつつ、気持ちよくウトウトしていた。きっと彼女は頭がいいのだろう。一次会が終わって、若干眠かったのだが、2次会のカラオケについていくと、今度は彼女の歌声が途切れることなく響き渡っている。すごいなあ・・・私なんかとはミトコンドリアの能力が違うのだろうか。細胞が作り出すエネルギーの差を感じてしまう。

 小学校低学年で彼女と出会ったとき、確か腕相撲で負けた記憶がある。あれから、50年経ったが、改めて凄いと感じたよ。T田さん。